2011年3月26日(土)「しんぶん赤旗」

“仮設入居は柔軟に”

高橋議員


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(写真)質問する高橋ちづ子議員=25日、衆院厚労委

 日本共産党の高橋ちづ子議員は25日、衆院厚生労働委員会で、災害救助法による仮設住宅の供与について「阪神大震災などでは、所得や資産などの資力要件の厳格な運用はしなかった。今回もそうすべきでないか」と質問しました。細川律夫厚労相は「思いは共有している。(厳格運用の)例外を認めていく」と答弁しました。

 高橋氏は、災害救助法が民間賃貸住宅を応急仮設住宅として借り上げできると定めていることにふれ、自治体による住宅の確保が進むよう国が支援すべきだと指摘。岡本充功政務官は、「早期の民間賃貸住宅の借り上げにより被災者の住居の確保に努めていきたい」と述べました。

 高橋氏はまた、介護保険制度のサービス給付制限が避難所などで十分なサービスを受けられない事態を招いているとし、「要介護度の利用の上限を取り払い、家事援助の規制を問わないなど思い切った対応を」と要求。岡本政務官は「必要なサービスが受けられるよう検討していきたい」と述べました。





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