2011年2月23日(水)「しんぶん赤旗」

解雇必要ないなら日航は撤回を

稲盛会長に対話要求

原告団が行動


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(写真)日本航空は交渉の席に着けと抗議する原告と支援の人たち=.日、東京都品川区・日航本社ビル前

 日本航空に対し、パイロットと客室乗務員165人の不当解雇撤回を求める日航本社前行動が22日、東京都内で行われました。解雇撤回裁判原告団(パイロット・山口宏弥団長、客室乗務員・内田妙子団長)と全労連、全労協、全国港湾労働組合連合会など支援者200人が集まりました。

 日航の稲盛和夫会長が記者会見(8日)で解雇しなくても経営上問題なかったことを認める発言をしているため、原告団は稲盛会長が直接対話に応じ、すみやかに解雇を撤回するよう訴えました。

 マイクで訴えた東京地評の伊藤潤一議長は、「空の安全と、労働者の権利を攻撃する不当解雇は許さない。一日も早く職場復帰させるべきだ」と強調しました。

 農民連の上山興士さんは、「原告団にお米を届けて支援している。農民もTPP(環太平洋連携協定)で食の安全を攻撃されている。スクラムを組んでたたかおう」と呼びかけました。

 日本婦人団体連合会の伍淑子副会長は、「音楽評論家の湯川れい子さんたち女性200人の賛同でアピールを出した」と発言。日本マスコミ文化情報労組会議(MIC)の東海林智議長は、「解雇は必要がないというなら、すぐに撤回するのが人の道です」と訴えました。

 原告団と支援者代表は、稲盛会長に直接対話を求める要請書を提出するため本社ビルに入ろうとしましたが、日航はコンビニや他の企業も入居するビルの出入り口を封鎖する暴挙に出ました。原告らの30分を超える抗議を受け、要請書を受け取りました。





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