2011年2月5日(土)「しんぶん赤旗」
契約社員雇用 続けよ
転籍強要 大門議員、NTTに申し入れ
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一昨年、NTT東日本―北海道(NTT東日本)が、繰り返し更新してきた契約社員に対し、登録型派遣社員に転籍するように強要した問題で4日、日本共産党の大門実紀史参院議員らは同社に対し、契約社員として雇用を継続するように申し入れました。
NTT東日本は当時、関連の人材派遣会社・NTT北海道テレマートへの転籍に同意しない場合、「契約期間の満了をもって雇い止めする」と強要しました。
大門議員は、転籍に応じなかった契約社員について「雇用をきるべき理由はない」と年度末にむけての更新を要求。あわせて、転籍を不服として3人が裁判で争っていることをあげ、「東日本の契約社員で働きたいと希望する非正規社員の願いに応えるべきではないか」と迫りました。
NTTの担当者は、「(更新を拒絶するような)大幅な業務の縮小はない」と答えましたが、裁判をたたかう3人の更新については、テレマートに転籍したとみなして取り扱うことを表明しました。
申し入れには、畠山和也党道政策委員長、小村貞三党道労働部長らが参加しました。