2011年2月2日(水)「しんぶん赤旗」

小沢民主党元代表の証人喚問

菅首相、背を向ける


 菅直人首相は1日の衆院予算委員会で、強制起訴された小沢一郎民主党元代表の国会招致について、「国会での説明は必要だ。岡田幹事長を中心に与野党で話し合って実現するように努力していきたい」と述べました。自民党の石原伸晃幹事長への答弁。

 証人喚問については「国会でのどういう場で説明すべきかの議論は総理としての立場で決めることではない」と述べ、背を向ける姿勢を示しました。

 首相は自ら小沢氏の国会招致実現に乗り出さないことについて、「民主党の政策なり、国政上の問題に好ましくない影響を及ぼされているとすれば、きちっとした対応をとらなければいけないが、そういうことはない」と弁明。小沢氏の問題が、公共事業費がゼネコンを通じて還流したのではないかという予算執行にかかわる重大疑惑であるにもかかわらず、真相究明と政治的道義的責任の解明に背を向ける姿勢を示しました。





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