2011年1月31日(月)「しんぶん赤旗」

基地どこにもいらぬ

安保破棄中実委 交流集会終わる

那覇


 那覇市内で開かれていた安保破棄中央実行委員会の基地闘争交流集会は30日、各地からの報告と交流、討論をおこない、閉会しました。

 2日間の集会には120人が参加。全国で基地撤去・建設反対の運動をすすめる10人が報告。沖縄県民のたたかいに励まされ、運動を広げている経験が語られました。

 沖縄県東村高江への米軍ヘリパッド建設に反対する「ヘリパッドいらない」住民の会の伊佐真次氏は、沖縄防衛局が昨年12月、建設工事を強行したことから、24時間の座り込み体制をとってたたかっていると発言しました。

 日本最西端、沖縄県与那国町の崎元俊男町議(無所属)は、町長らによる島への自衛隊誘致の動きをのべ、誘致活動中止を求める署名を始めたと報告しました。

 神奈川県の「米原子力空母の横須賀配備を阻止する三浦半島連絡会」の新倉泰雄事務局長は、空母配備の是非を住民投票で問えと求める2度の直接請求運動で市民が変わり、配備後も運動が続いているとのべました。

 山口県岩国市の「住民投票を力にする会」の吉岡光則事務局長は、岩国基地で米軍再編計画にもとづく工事が進められていると語り、座り込みなど超党派の市民によるたたかいを紹介しました。

 鹿児島県徳之島の「徳之島の自然と平和を考える会」の幸千恵子さんは、島に米軍基地の移転案がでてから1年間のたたかいを振り返り、「沖縄にも日本にも基地はいらない」と島民の意識が発展したと発言しました。

 集会には、沖縄県の稲嶺進・名護市長、安里猛・宜野湾市長、東門美津子・沖縄市長から連帯のメッセージが寄せられました。





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