2011年1月30日(日)「しんぶん赤旗」

自治体分野の活動前進へ

共産党 第3回職場問題講座

山下氏が報告


写真

(写真)第3回職場問題学習・交流講座。報告するのは山下芳生職場(労働)対策委員会責任者=29日、党本部

 日本共産党の第3回職場問題学習・交流講座(自治体)が29日、2日間の日程で党本部で始まりました。2年ぶりに開催された第3回講座は、分野別の職場対策を強化するために5分野で順次開催されます。今回は、その最初のとりくみとして「自治体」分野で行われました。全国の自治体職場や党機関から290人が参加。冒頭、職場(労働)対策委員会の山下芳生責任者が報告し、これを受けて討論しました。(報告要旨)

 山下氏は、「講座」の目的について、新たな自治体攻撃、激しい公務員攻撃のもとで、どうすればまともな地方自治を取り戻し、自治体職場で運動と党づくりを前進させることができるか、前進の芽から教訓を学び合い、共通してぶつかっている問題、悩みを打開する道をともに探求することにあると報告しました。

 そのうえで、仕事と運動、党づくりについて報告し、「住民のためにしっかりした仕事をしたい」という自治体労働者の要求に依拠して運動しているところで前進の芽が生まれていると述べました。

 最後に、今春のいっせい地方選挙に「政治を変えて職場を変えよう」の立場でのぞみ、選挙勝利と職場での党づくりをともに探求・前進させることを呼びかけました。

 討論では、各職場支部・グループ、党機関、援助委員会の代表が発言しました。

 公務員攻撃を住民にかけられた攻撃として、住民生活アンケートや中小企業実態アンケートにとりくんでいる活動、非正規職員の要求が劣悪な賃金・労働条件の改善から、公務労働にふさわしい労働条件を求めるところに自覚が高まり、住民とともにたたかいの共同を広げている報告、職場の困難さばかりに目がむけられていたもとで、「カウンターをこえて市民の中に」と運動をすすめ、市民生活を守るとりくみをしているなどの発言が相次ぎました。

 青年、職場援助委員や党機関役員が、学習を軸にした活動、支部会議を定期開催する努力、系統的な党員拡大などで困難を打開するための取り組みを報告しました。





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