2011年1月26日(水)「しんぶん赤旗」
無法解雇撤回せよ
日航本社前 原告ら訴え
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日本航空(JAL)に不当解雇され撤回を求めて提訴した原告団と支援者は25日、東京都内の日航本社前で、19日の提訴以来初の抗議行動を行い、解雇されたパイロットと客室乗務員を職場に戻し、空の安全を守ろうと訴えました。
抗議行動には300人が参加。主催者を代表し、解雇撤回国民共闘の呼びかけ人のひとり、全国港湾労働組合連合会の糸谷欽一郎委員長が、「航空連のみなさんとは陸海空の交通の仲間。現場の労働者を切り捨てて企業に発展はない。解雇撤回まで世論を広げよう」とあいさつしました。
全労連の大黒作治議長は、「国の関与する解雇事件が社会保険庁、日航と続いている。国民的世論で国と財界を包囲しよう」と呼びかけました。
全労協の金沢寿議長は、「解雇は、労働者の生活基盤を奪う殺人的行為だ。解雇撤回のため取り組んでいく」と強調しました。
全農協労連、日本マスコミ文化情報労組会議、自由法曹団、新日本婦人の会などの代表があいさつしました。
原告団からは、客室乗務員の内田妙子団長(日航キャビンクルーユニオン委員長)と、パイロットの山口宏弥団長が発言。利益のために安全を軽視する経営陣を批判し、原職復帰する決意を表明しました。
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