2011年1月20日(木)「しんぶん赤旗」
職場復帰までたたかう
日航の解雇撤回へ励ます会
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日本航空の不当解雇撤回をめざす国民支援共闘会議は19日夜、東京都内で日航不当解雇撤回裁判の原告を励ます会をひらきました。全労連や全労協など幅広い労働組合、女性団体などから300人が集まりました。
支援共闘呼びかけ人のひとり、大黒作治全労連議長は、「日航は労働者の権利『整理解雇の4要件』をじゅうりんしている」と強調。「最近、日本で財界・大企業の横暴ぶりと政府の屈服が目立つが、大企業・日航の社会的責任を問い、国民的世論で包囲していこう」と呼びかけました。
全国港湾労働組合連合会、自由法曹団、婦人団体連合会の代表があいさつ。「この解雇を許せば、どこでも労働者は、コストで犠牲になる」「全女性にかけられた攻撃として、自分のこととしてたたかう」と語りました。
原告団が登壇し決意表明。客室乗務員の内田妙子原告団長は、「平塚らいてうさんは『元始女性は太陽だった』といいました。職場復帰までたたかい抜きたい」と述べました。
客室乗務員の女性(58)は、「たくさんの人に励ましてもらいました。必ず職場に戻り、技術を後輩に継承し、日航を再生させたい」と訴えました。
パイロットの山口宏弥原告団長が原告団声明を読み上げました。
励ます会には、日本共産党の穀田恵二衆院議員、山下芳生参院議員が参加しました。
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