2011年1月20日(木)「しんぶん赤旗」
「民主のご都合主義」
国会運営めぐる提案 穀田氏が批判
日本共産党の穀田恵二国対委員長は19日、国会内で記者会見し、前日に民主党の岡田克也幹事長が各党に示した「今後の国会運営のあり方に関する提案」について、「総じて、国会運営における民主党のご都合主義の表れだ」と批判しました。
民主党は衆参ねじれ国会打開に向けて、両院協議会の議決要件を緩和することや、問責決議が閣僚辞任にならないような対応を検討することなどを提示しています。
穀田氏は、「両院協議会のあり方について、国会法を改定し過半数で議決することを提案している」と指摘し、「『熟議の国会』などと称しているが、提案は結局、多数での議決強行を押し付けるというとんでもないものだ」と述べました。
穀田氏はまた、民主党執行部が、小沢一郎元民主党代表の衆院政治倫理審査会(政倫審)招致に向けた動きを見せていることについて、「政権浮揚のための国民むけのパフォーマンスでしかない」と批判。本当に真相を究明し、政治的道義的責任を明らかにさせようというのであれば、小沢氏の証人喚問しかないと主張しました。
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