2011年1月12日(水)「しんぶん赤旗」

「日航は職場に戻して」

客室乗務員原告結団式


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(写真)JAL客室乗務員の不当解雇撤回裁判原告団結団式でシュプレヒコールする原告たち=11日、東京都大田区

 日本航空に解雇撤回・原職復帰を求め裁判をたたかう客室乗務員の原告団70人の結団式が11日夕方、東京都内で行われ、当事者や支援者100人が集まりました。内田妙子原告団長(日航キャビンクルーユニオン=CCU委員長)は、「このたたかいは、空の安全を守る客室乗務員の誇りと正義をかけたものです」と強調。「解雇を撤回させ、職場に戻るため、裁判とともに世論に働きかけ、職場の団結をつくっていきましょう」と呼びかけました。

 客室乗務員の原告団には、CCUと、JAL労組という労組の違いを超えて参加しました。パイロットも73人が提訴を予定しており、あわせて原告は140人以上になります。

 原告団から次々決意表明。53歳の女性は「利益のことしかいわず、安全を軽視する経営陣は許せない」と訴え。復帰しているのに「休職者」として解雇された女性(36)は「みなさんに励まされ前向きになれた。原告団に参加してよかった」と語りました。

 日航本体の人員削減目標1500人に対し、希望退職者が1700人以上。客室乗務員では目標660人に対し、退職者762人(昨年12月9日時点)に達していました。

 営業利益の当初年間目標250億円に対し、4〜11月だけで1460億円にのぼり、整理解雇の必要性はないと指摘されてきたにもかかわらず、客室乗務員とパイロット合計165人を昨年12月31日に解雇しました。





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