2010年12月28日(火)「しんぶん赤旗」

米軍ヘリパッド建設

工事強行に抗議

安保破棄中実委


写真

(写真)沖縄県東村の高江での米軍ヘリパッド建設工事の強行に抗議し、防衛省担当者(左端)に申し入れる安保破棄中実委の早坂事務局長(右端)=27日、防衛省前

 沖縄県東村の高江で、防衛省と沖縄防衛局が米軍ヘリパッド建設工事を強行した問題で27日、安保破棄中央実行委員会は防衛省を訪れて工事の強行に抗議する申し入れをおこないました。

 参加者らは、防衛省正門前で同省担当者に申し入れ文を手渡し、「住民無視の暴挙だ」「戦争政策につながるものは医療従事者として容認できない」「防衛省は憲法や法の民主的手続きに対する認識をもっているのか」と訴えました。

 申し入れに先立ち、早坂義郎事務局長があいさつ。工事の強行(22日)を沖縄地元紙も「暗闇に乗じて基地建設」と批判していると紹介しました。ヘリパッド建設に反対し座り込む住民らを沖縄防衛局が訴えた裁判で、裁判長が話し合いによる解決を求めており、防衛省と沖縄防衛局は工事を中止し、誠意をもって住民と話し合うべきだと語りました。

 日本平和委員会の佐藤光雄代表理事は、工事は政府の新しい「防衛計画の大綱」の具体化だと指摘しました。

 申し入れには、全労連、全日本民医連、新日本婦人の会、日本平和委員会、自治労連、自由法曹団、東京都教職員組合、東京・北区労連の代表が参加しました。

新婦人が抗議文

 新日本婦人の会は24日、沖縄・高江での米軍ヘリパッドの建設中止、新防衛大綱と新中期防衛力整備計画の撤回を求めて、二つの抗議文を菅直人首相あてに送りました。

 米軍ヘリパッド建設工事の強行については、「住民、県民を愚弄(ぐろう)する暴挙」と指摘。新防衛大綱と新中期防衛力整備計画については、「戦争する国づくりそのもの」と批判しています。





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