2010年12月25日(土)「しんぶん赤旗」

米軍被害

ヘリパッド工事中止を

赤嶺衆院議員、沖縄県議ら 防衛省に要請


 沖縄県東村高江で23日夜、米軍ヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設に反対している市民団体のテント真上で米軍ヘリが約1分間ホバリング(空中停止)し、テントが損壊するなどの被害が出た問題で、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員と上京した嘉陽宗儀、渡久地修両県議は24日、防衛省担当者を国会によび、事実調査の速やかな実施とともに、ヘリパッド建設工事の中止を求めました。

 赤嶺氏らは、「イスが40メートルほど飛ばされるなど、一歩間違えば重大な事故につながりかねないものだ」「基地ではない公道15メートルの上空でホバリングを行うのは犯罪でないのか」などと指摘し、米軍に事実を報告させることとともに、防衛省としても事実調査を行うべきだと要請。防衛省は、「米軍に事実関係を照会しており、県警も調査している。事実なら補償させる」と回答しました。

 赤嶺氏は、これまで米軍は、さまざまな犯罪行為で事実をうやむやにしてきたと指摘し、「米軍に速やかに事実を報告させるべきだ」と主張。さらに、ヘリパッド建設に関する環境アセスメントは危険性に問題がないとしているが、「そうではないことが今回の件で明らかになった」として、沖縄防衛局が22日に開始を強行したヘリパッド建設工事の中止を強く求めました。





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