
2010年12月25日(土)「しんぶん赤旗」
米軍関係経費3189億円に
政府予算案 過去2番目の規模
2011年度政府予算案で、米軍「思いやり予算」、米軍再編関係経費、沖縄に関する日米特別行動委員会(SACO)関係経費の合計額は3189億円の巨額に上り、過去最多だった今年度に次ぐ規模になりました。
米軍再編経費は、総額1230億円を計上。沖縄の一部海兵隊を米領グアムに移転するとして、同島の米軍基地増強を図る経費として、司令部庁舎の建設工事費や上下水道整備事業への出資を初めて計上するなど、過去最高の532億円を盛り込みました。
また、今年5月の日米合意に基づいて米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)に代わる新基地を同県名護市辺野古に建設する経費として、環境現況調査費と下士官宿舎など付帯工事費の計16億円を計上。岩国基地(山口県)への米空母艦載機移転経費も10億円増の280億円を盛り込みました。米軍家族住宅の設計費や、艦載機の関連施設建設費が計上されています。
「思いやり予算」は今月14日の日米合意を踏まえ、総額1858億円になりました。日米合意では、基地従業員の労務費などを削減する一方、その分、基地の施設整備費を増額し、現行水準を維持するとしました。その結果、▽施設整備費206億円▽労務費1399億円▽光熱水費249億円▽訓練移転費4億円―となりました。
施設整備費では、日米合意で決めた「環境に配慮した施設の整備」として初めて調査・設計費約5000万円を計上しました。
沖縄の米軍基地・訓練を“たらい回し”するためのSACO経費は101億円になりました。