2010年12月23日(木)「しんぶん赤旗」

日米演習に抗議

沖縄県議会が全会一致


 沖縄県議会は22日、最終本会議で、日米共同統合演習(3日〜10日)に強く抗議する決議を全会一致で可決しました。菅直人首相、北沢俊美防衛相らあてです。

 演習には、自衛隊と米軍あわせて4万4500人、艦艇60隻、航空機400機が参加。沖縄周辺の米軍訓練水域・空域や在沖米軍基地などで強襲上陸作戦やパトリオット・ミサイル(PAC3)によるミサイル防衛訓練、米軍機と自衛隊機の対空演習などが強行されました。

 米軍嘉手納基地では、米原子力空母の艦載機や自衛隊のF15戦闘機などが早朝から訓練を繰り返すなど周辺住民に大きな被害を与えました。航空貨物便の遅れが発生するなど県民生活や経済活動に大きな損害を生み、県民の怒りを買いました。

 決議書は、県内での訓練・演習の激化と基地負担のさらなる増加につながる同演習に強く抗議しています。





■関連キーワード

もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp