2010年12月18日(土)「しんぶん赤旗」

日航「整理解雇」撤回へ連帯

女性団体など客室乗務員を激励


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(写真)解雇撤回を求めて緊急にひらかれた国会内集会で決意を語る日航の客室乗務員たち=17日、参院議員会館

 日本航空の「整理解雇」問題で、日航キャビンクルーユニオン(CCU)は17日、参院議員会館で「JAL客室乗務員の解雇撤回を求める緊急集会」を開き、幅広い労働組合や女性団体から172人が集まりました。

 内田妙子CCU委員長は、「私たちの解雇を、たくさんの人たちが自分の問題としてくれて、必ず撤回させられると確信しました」と表明。「日航は解雇通告後、一度も交渉に応じない。私たちは争議権をかけて、交渉を継続させます」と強調しました。

 全労連の柴田真佐子副議長は「年齢の高い人を狙い撃ちなんて、とんでもない。自分のこととしてたたかおうと、全国で宣伝しています」と発言しました。

 日本婦人団体連合会の堀江ゆり会長は「利用者としても女性としても、ひとごとではありません」。新日本婦人の会の高田公子会長は「子どもの学費や親の介護で大変な年齢の人たちです。しかも日航はもうかっている。許せません」と述べました。

 「非正規切り」とたたかうキヤノン非正規労働者組合の阿久津真一さんは、「私たちは、首切り自由の正社員なんて望んでいない。連帯して頑張りましょう」と訴えました。

 日本医労連の田中千恵子委員長が、全国民に「整理解雇」問題を知らせ撤回を実現するための支援の呼びかけを行いました。

 日本共産党、社民党などの国会議員が出席。共産党から穀田恵二国対委員長、山下芳生参院議員、高橋ちづ子衆院議員、田村智子参院議員が参加。穀田議員が、「空の安全をないがしろにさせない、全労働者の問題として整理解雇4要件を守る、政府は資金を投入しており責任がある―を共同の柱として連帯してたたかいましょう」と呼びかけました。





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