2010年12月16日(木)「しんぶん赤旗」

B型肝炎

超党派で解決迫る

首相と厚労相に 「年内早く」


 日本共産党の高橋ちづ子衆院議員や田村智子参院議員ら超党派の国会議員が15日、政府と原告団・弁護団との基本的合意の成立によるB型肝炎訴訟の年内早期解決を求めて、菅直人首相と細川律夫厚労大臣あてに要請しました。要請したのは、日本共産党、民主、自民、公明、みんなの党、社民、国民新党、たちあがれ日本の各党。「無症状のキャリアを含めた解決へ、最大限努力すること」を求めました。

 首相官邸で古川元久官房副長官は「菅首相に(要請内容を)しっかり伝えていく」と答えました。細川厚労相は「超党派の要請を真摯(しんし)に受け止め、早期解決に努力したい」と述べました。

 同日、原告団・弁護団は、首相官邸前と厚労省前で宣伝し、超党派の各党議員が要請結果を報告しました。高橋議員は「細川厚労大臣から『頑張りたい』との言葉を得た。年内解決を必ずかちとりたい」と発言。田村議員は「みなさんの運動と世論の広がりが、大臣と政府の背中を押している」と激励しました。

 谷口三枝子全国原告団代表は「2006年6月の最高裁判決からの努力が、きょう、超党派議員の要請として表れた。これで年内解決は可能だと信じている」と話しました。





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