2010年12月10日(金)「しんぶん赤旗」

リンゴ暴落 対策ぜひ

青森・農民連が農水省要請


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(写真)リンゴ対策を農水省の篠原副大臣(右から3人目)に要請する青森県農民連の代表。右から2人目は高橋衆院議員=9日、農水省

 青森県農民運動連合会(青森県農民連、長谷川敏勝会長)は9日、農水省と消費者庁を訪ね、リンゴの価格安定対策にかんする要請をおこないました。

 農水省で青森県農民連の代表は、▽加工用リンゴの数量・価格安定対策▽果汁の原料原産地表示の義務化▽輸入果汁の規制とともに、関税・非関税障壁を撤廃する環太平洋連携協定(TPP)の参加協議をやめることを求める文書を提出し、篠原孝農水副大臣と懇談しました。

 青森県農民連の須藤宏事務局長らは、リンゴ価格が暴落しているのは、輸入果汁が国内消費量の9割にも達しているからだと指摘。輸入果汁は原料原産地表示もなく消費者が選択できない状態だと訴えました。

 同席した日本共産党の高橋ちづ子衆院議員は、「青森県でリンゴジュースを飲んだら消費者は青森産と思ってしまうが実態は違う。これはおかしい」とのべました。





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