2010年12月6日(月)「しんぶん赤旗」

ピース胸にパレード

平和大会in佐世保 「もう基地いらない」


写真

(写真)すべての米軍基地撤去を訴えて歩く、佐世保ピースパレードの参加者たち=5日、長崎県佐世保市

 長崎県佐世保市で開かれていた「2010年日本平和大会」は5日、最終行事の「沖縄と心一つに〜もう基地はいらない」全体集会を市内の佐世保公園で開きました。海外代表と各地から1200人が参加。集会後「日米共同訓練反対」「日本海を平和の海に」などと書いたのぼり旗や横断幕を掲げて市内をピースパレードし、「佐世保から、沖縄から、日本から基地をなくそう」と市民に呼びかけました。

 佐世保は、基地が日米実動訓練の拠点になり、平和大会のさなかにも米韓合同軍事演習に米軍の燃料補給艦などが出撃しています。

 集会で、現地実行委員会の山下千秋日本共産党佐世保市議が、沖縄、岩国と一体になったアメリカの攻撃的基地という佐世保基地の現実を市民に知らせ、“基地はいらない”の新たなたたかいをすすめる決意を表明しました。

 安保破棄中央実行委員会の東森英男事務局次長が行動提起。沖縄の米軍普天間基地の閉鎖・撤去を求め、「日本のどこにも米軍基地はいらない」の世論を広げ、全国で基地撤去運動を前進させようと呼びかけました。また「軍事同盟をやめて平和共同体へと向かう世界の流れに合流して日米安保条約の廃棄にむけた学習と運動を広げよう」と訴えました。

 パレードで、「万が一のことがあったら、佐世保の街が危険にさらされます。平和大会に参加して、世界にも同じ思いを持っている人がいることが実感できた」と話す佐世保の40代女性。福岡県労連青年部として初めて参加した20代の男性は、「全国的な集まりに参加できて刺激になりました。こういった運動が世論を動かす力になると感じました。世界を平和にしたいです」と語っていました。





■関連キーワード

もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp