
2010年12月6日(月)「しんぶん赤旗」
農守ってこそ繁栄
TPP反対 JA宮崎集会
![]() (写真)TPP交渉参加阻止へ「ガンバロウ」を三唱する参加者たち=5日、宮崎市 |
JAグループ宮崎は5日、環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加阻止と、みやざきの食と暮らしを守る緊急県民集会を宮崎市内の公園で開きました。
会場には、県内のJA役員をはじめ、漁連や商工会議所、医師会など県経済団体協議会加盟の団体や消費者団体、自治体首長、地方議員など約3500人が結集しました。日本共産党は前屋敷えみ県議をはじめ地方議員が参加しました。
あいさつした羽田正治・県中央会会長は、「食料は人間の大事な命の綱。その食料を、田舎をないがしろにして日本の将来はあるのか」と批判。「独立国家としての日本の農業・食料を守るという基本姿勢がきちんとできて日本社会が栄えるのでなければ、自動車やテレビの産業が栄えて日本が栄えるわけはない」と指摘し、「弱きを切って強きが勝つような世界、政治であってはならない」と強調しました。羽田氏は「断固としてTPPには反対していく」と力を込め、運動への支援・協力を訴えました。
集会は「TPP交渉参加阻止に関する共同宣言」を採択しました。
第2部として繁華街をデモ行進し、県民へ理解をもとめました。