2010年11月28日(日)「しんぶん赤旗」

平和的解決よびかけ

ASEAN事務局長が声明


 【ハノイ=面川誠】東南アジア諸国連合(ASEAN)のスリン事務局長は26日に声明を発表し、東南アジア友好協力条約(TAC)加入国である韓国と北朝鮮に対して、「武力の使用と武力による威嚇を控え、紛争の平和的解決というTACの精神を守るよう訴える」と呼び掛けました。

 声明は黄海上で起きた交戦の犠牲者に「深い追悼」を表明。「韓国と北朝鮮の和解だけでなく、関係するすべての政府が、朝鮮半島での敵対状況を終わらせ非核化を実現する包括的な解決策を創出するために、新しい大胆なアイデアを探求するよう促す」としています。

 一方、ASEAN議長国のベトナム政府は同日、ASEANの声明を発表し、「朝鮮半島の平和と安定は東アジア全体にとって決定的に重要だ」として、関係国に対して「最大限の自制、信頼醸成、平和的手段と交渉による紛争解決」を呼び掛けました。





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