2010年11月28日(日)「しんぶん赤旗」

日航客乗組合に声援 銀座宣伝

解雇なんていけません


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(写真)不当な整理解雇やめさせてと、街を行く人に支援をよびかける日本航空キャビンクルーユニオンの組合員と支援団体の人たち=27日、東京・有楽町マリオン前

 日本航空による客室乗務員とパイロットの「整理解雇」方針の撤回を求め、日航キャビンクルーユニオン(CCU、航空連加盟)は27日、東京・銀座の有楽町マリオン前で宣伝しました。

 内田妙子CCU委員長や客室乗務員のトレードマーク、スカーフを首にまいた組合員、支援者の50人が、「解雇に反対しています。ご協力お願いします」とビラを配布。ショッピングや年末宝くじを買いに来た人たちが、次々とビラを受け取っていきました。

 「明日、日航に乗って、娘とハワイに行く予定です」という女性(74)は、「日航の客室乗務員はサービスがいい。解雇なんてしてはいけません」と話しました。

 カナダ・バンクーバーから日航で旅行に来た日系人男性(67)は、「カナダの航空会社は経営悪化しても、ベテラン労働者を狙った首切りはしません。労働組合ときちんと話し合いますよ。みなさん頑張ってください」と声をかけていきました。

 支援に駆け付けた新日本婦人の会の児玉紀子さんがマイクを握り、「経営破綻(はたん)の原因となった国の政策や放漫経営にメスを入れず、空の安全にかかわる労働者に犠牲を押し付けるのは許せません」と強調。「ベテランをターゲットにすれば、女性が産み育てながら働き続ける権利が脅かされます。全国20万人の会員に支援を呼びかけています」と訴えました。

 CCUは28日も正午から午後1時まで、有楽町マリオン前で宣伝する予定です。





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