2010年11月25日(木)「しんぶん赤旗」

老齢加算を復活して

来年度予算案 全生連が要求


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(写真)厚労省(手前)に申し入れる全生連の人たち=24日、衆院第2議員会館

 全国生活と健康を守る会連合会(全生連)は24日、2011年度予算要求中央行動を行い、6省と指定都市市長会に対し申し入れをしました。

 厚生労働省と生活保護をめぐる交渉には梅崎勝副会長をはじめ80人以上が参加。老齢加算について「加算が廃止されてから食事回数を1回減らし、親類、近所の冠婚葬祭に出席できなくなっている」と復活を強く要求しました。厚労省の担当者は「保護基準全体を見直している」と回答しました。

 熱中症死などの被害を出さないために夏季加算の新設やエアコン設置への援助などを求めたのに対し、厚労省は「検討をすすめている」と回答しました。

 参加者が生活用自動車の保有を強く要求したのに対して、厚労省は「運用の緩和につとめている。みなさんの意見をふまえて、地域、世帯の実情にあわせていきたい」と答えました。

 神江美全国常任理事をはじめ19人が文部科学省と交渉。(1)就学援助を必要とする家庭はみんな受けられるようにしてほしい(2)義務教育の無償化と高校教育の計画的な準義務教育化などを申し入れました。

 そのなかで今年度予算化した準要保護家庭へのクラブ活動費、生徒会費、PTA会費の3項目についての補助について実施していない自治体がほとんどであることが明らかになり、参加者は自治体への指導を求めました。





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