2010年11月21日(日)「しんぶん赤旗」

TPP 一揆だ

農家・消費者スクラム

JA新ふくしま


写真

(写真)「TPP断固反対」の決意を示す集会の参加者=20日、福島市

 環太平洋連携協定(TPP)交渉への参加に反対し、農業危機を突破しようと20日、JA新ふくしまの決起集会が福島市で開かれました。参加者は集会後、トラクターを先頭にデモ行進しました。

 会場のJR福島駅前通り沿い駐車場は、JA組合員をはじめ、農業委員会や森林組合、農業資材メーカー、消費者団体、県北農民連、県労連などから500人以上(主催者発表)が参加しました。

 吾妻雄二・同JA組合長が主催者あいさつ。菅野孝志専務が情勢報告で「TPPの例外なき関税廃止は断じて許すことができない。国土を守り、国民の命を守っていく」と決意をのべました。

 同JA水稲専門部会長、市消費者団体懇談会会長、生協コープふくしま理事長、市農業委員会会長、JA福島中央会常務、県北農民連会長、県労連議長の7氏がそれぞれ連帯・激励のあいさつ。

 「私たち消費者は、工業と農業を同じレールに乗せていいとは思っていない。安全・安心な食料を守ってほしい」(市消費者団体懇談会)、「きょうJAは県内各地で行動している。TPPはジャングルの世界の掟(おきて)だ。すべて関税ゼロというまさに弱肉強食。断固反対していく」(JAふくしま中央会)、「戦後発展の礎に農業があったことをないがしろにする政権には将来を託せない」(県北農民連)。怒りと反対の決意が次々に語られました。

 日本共産党の県議・候補、福島市議らが参加し紹介されました。





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