2010年11月20日(土)「しんぶん赤旗」
東京の民・自・公・社・み各党
企業・団体献金 6億円
総選挙・都議選のあった2009年、東京都内の民主・自民・公明・社民・みんな各党が、前年比3割増の総額6億円近い企業・団体献金を集めていたことが19日、都選挙管理委員会が公表した09年分政治資金収支報告書で分かりました。
収支報告書は都内の政治団体3849団体が提出したもの。昨年は総選挙と都議選があったことから、各党が集めた企業・団体献金は総額で5億9205万円と前年に比べ30%増でした。政党別では自民党4億8755万円(24%増)、民主党7254万円(63%増)、公明党3038万円(195%増)、社民党20万円(97%減)、みんなの党136万円(皆増)でした。
企業・団体献金集めの手段となっている政治資金パーティーは昨年、102団体(6団体増)が開催し、総額9億9243万円(3%増)を集めました。
最高額は自民党都連の1億4300万円(昨年4月開催)で、9846万円の“収益”をあげました。都議会民主党の団体は昨年11月のパーティーで4288万円、公明党の太田昭宏前代表の団体も同月に1611万円を集めました。たちあがれ日本の片山虎之助参院議員(比例)ら都外の政治家もパーティーを開いています。
日本共産党は党費や個人献金などで政治資金を得ており、企業・団体献金や憲法違反の政党助成金を受け取らず、政治資金パーティーも開いていません。
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