2010年11月17日(水)「しんぶん赤旗」

言論の自由 世界標準へ

公務員弾圧2事件勝利 共闘会議を結成


 日本の公務員の政治活動の自由と言論・表現の自由を「世界標準」にしようと、広範な団体と個人でつくる「国公法弾圧2事件の勝利をめざし、公務員の政治的・市民的自由をかちとる共闘会議」(国公法共闘会議)の結成総会が16日、東京都内で行われ、130人が参加しました。

 共闘会議は、全労連や国公労連などが呼びかけました。代表世話人には、『世界がもし100人の村だったら』の翻訳家、池田香代子さんや憲法研究者の奥平康弘さん、映画監督の大澤豊さんらが、名前を連ねています。

 講演した晴山一穂専修大学大学院教授は、日本と欧米の公務員の政治活動の自由の違いを詳述し「公務員の政治活動の自由の確立は、国民の市民的権利の拡充につながる」とのべました。

 堀越事件の堀越明男さんは「憲法の表現の自由、政治活動の自由を守る大きなたたかいとしてがんばる」とのべ、世田谷事件の宇治橋眞一さんは「共闘組織結成は勝利への大きな前進になります」とあいさつしました。

 総会では、2事件を大法廷に回付して審理することと違憲無罪判決を求める署名や要請はがきなどの行動を呼びかけました。





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