2010年11月14日(日)「しんぶん赤旗」

「9条まつり」多彩に

対談・寄席・映画など催し

東京


 九条の会東京連絡会などでつくる実行委員会主催の「東京9条まつり〜生きいき憲法〜」が13日、大田区産業プラザを全館借り切って開催され、3000人を超える参加者が詰めかけました。


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(写真)威勢のいい掛け声と太鼓で沖縄エイサーを披露しオープニングを飾った和光青年会=13日、東京都大田区

 都丸哲也実行委員長が「東京の9条の会がさらに発展するための答えを探す楽しめるまつりにしよう」とあいさつしました。

 脚本家のジェームス三木氏と東京大教授の小森陽一氏が対談。明治時代の日本が戦争の道へ進んだ節目に生きた俳人正岡子規と夏目漱石との友情などを語り「日常を平和に生きるには9条があるからこそ」と訴えました。著名人の講演会、9条グッズや書籍をおいた9条の会の出店、九条寄席、合唱、映画上映など多彩な催しが終日行われました。

 「生きいき憲法」と題した特別スピーチで、聖路加国際病院の日野原重明理事長は「武器を持っている限り戦争はなくならない。命を奪う武器ではなく、人間を育てることを大切にしよう」と話し、大きな拍手に包まれました。

 世田谷代田9条の会で活動する女性(51)は「北朝鮮や中国脅威論が言われていますが、歴史を学び外交で解決していくべきだと思います。憲法9条を守りたい思いを地道に続けていきます」と意気込みを語りました。





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