2010年10月29日(金)「しんぶん赤旗」

核決議採択めぐり論議

非核政府の会が常任世話人会


 非核の政府を求める会は27日、東京都内で常任世話人会を開きました。

 会議では、第65回国連総会第1委員会の核兵器関連決議の採択状況をめぐり活発に論議しました。非同盟諸国や新アジェンダ連合などの提案の諸決議について、5月の核不拡散条約(NPT)再検討会議の合意の実行加速を提起するなど、いずれも「紋切り型でなく、気合いの入った決議」であると評価。各国代表演説でも、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長の核兵器廃絶「5項目提案」を評価し、核兵器禁止条約の交渉開始の意義に言及した発言が相次いだことなどが紹介されました。

 日本原水協から、各国大使館への要請行動で、「今は言葉よりも行動するとき」(ノルウェー)などの激励が寄せられたことも報告され、日本政府はノルウェーの姿勢に学び、「核抑止力」肯定の立場を転換すべきとしました。

 会議では、11月11日告示の沖縄県知事選挙についても論議。「告示前日にはカラーの新聞意見広告を出す」(全労連)、「会として初めて投票日まで選挙オルグを派遣」(新婦人)などの取り組みが報告されました。今回の知事選が「核も基地もない日本のために大事な選挙」「イハ洋一候補の勝利のために全国的な支援を」と話し合われました。

 当面の課題では、シンポジウム「核兵器のない世界への展望と被爆国の役割」(12月11日、東京)の成功に力を尽くすことなどを申し合わせました。





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