
2010年10月29日(金)「しんぶん赤旗」
軍事偵察衛星 188億円を計上
政府補正案
「円高・デフレ対応のための緊急総合経済対策」として閣議決定した2010年度補正予算案のうち、内閣官房が「情報収集衛星の体制整備」に約188億円を計上していることがわかりました。
情報収集衛星は、「安全保障」と「大規模災害などへの対応」を名目に導入された事実上の軍事偵察衛星。昼間の晴れたときに地上の物体を監視する光学衛星と、夜や曇りでも使えるレーダー衛星の2種類あります。今回の補正予算で、レーダー衛星の「予備機を早期に開発する」としています。今年度の情報収集衛星関連予算は約635億円。これまでに総額7000億円以上の税金が投入されていますが、災害時の活用状況は明らかにしていません。