2010年10月26日(火)「しんぶん赤旗」

司法修習生の給費制

存続へ法改正 急げ

要請行動


 司法修習生の給費制維持を求める若手の弁護士や法科大学院生などでつくるビギナーズ・ネットと支援する市民団体は25日、参院議員会館前で要請行動をしました。

 そろいの青いTシャツを着た参加者は、「法律家の卵である司法修習生を育てるのは国の責任です」「給費制を存続する法改正を求めます」などと訴えました。

 これまでの「裁判所法」では司法修習生に月約20万円が支給されています。2004年に自民、民主、公明の賛成で、生活費を貸し付ける「貸与制」に改悪され、今年11月1日から施行されることになっています。

 弁護士で同ネット代表の渡部容子さん(28)は「修習生は裕福だという報道もありましたが、実際は多くの修習生が借金を抱えて、大変な中がんばっています。民主党はじめ各党が協力を約束してくれました。ぜひ有言実行を期待したい」と訴えました。支援に駆けつけた埼玉西部土と水と空気を守る会の会員は「私たちの権利の守り手としての自覚を持ってもらうためには、法律家を社会が育てていくことが必要だと思います」と語りました。同ネットは29日まで連日、要請行動を行い、29日には記者会見も予定しています。





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