2010年10月17日(日)「しんぶん赤旗」

平和の歌 長崎から

うたごえ祭典 田上市長あいさつ

2日目


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(写真)「2010年日本のうたごえ祭典in長崎」大音楽会のエンディングで合唱する参加者たち=16日、長崎市

 2010年日本のうたごえ祭典in長崎は2日目の16日、長崎市にある県立総合体育館アリーナかぶとがにで、大音楽会「いのちの歌 ナガサキから世界へ」が開催され、会場を埋める4800人が参加しました。

 「長崎で歌えてうれしい」と語ったのは、チェルノブイリ原発事故で被ばくした歌手のナターシャ・グジーさん。長崎の原爆で大勢の犠牲者が出た山里小学校の子どもら100人とともに、平和の願いを込めて歌い、透明な声を会場に響かせました。長崎の被爆の実相を伝える構成組曲「平和への旅」や長崎北高校オーケストラ部の「ラプソディア・ナガサキ」などが演奏されました。

 日本のうたごえ運動との交流を続ける韓国の仁川市民合唱団「平和の風」は、今年で4回目の参加。オリジナル曲や日本語のうたを歌い、会場から温かい拍手が送られました。

 歓迎のあいさつに立った田上富久長崎市長が、5月のNPT(核不拡散条約)再検討会議の市民集会で歌ったと「ウイ・シャル・オーバーカム」の一節を口ずさみ、「会場が一つになる歌の力はすごい」と語ると歓声と拍手が起こりました。市長は、祭典について「このように多くの人が同じ時間を共有できることが平和の姿だと思う」と語りました。

 17日は、合唱発表会が行われます。





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