2010年10月14日(木)「しんぶん赤旗」

未臨界核実験

NPTの精神を逸脱

米大統領に抗議座り込み 広島原水協と被団協


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(写真)平和公園で、座り込んで米国の未臨界核実験に抗議する県原水協や被団協のメンバー=13日、広島

 広島県原水協と広島県被団協などが13日行った、未臨界核実験に対する抗議の座り込みに約50人が参加。平和記念公園・原爆慰霊碑の前には、「アメリカの未臨界核実験に抗議する!」と書かれた横断幕を掲げました。

 強い日差しが照りつけるなか、参加者は最初に原爆犠牲者を思い、黙とうしました。

 座り込みながら読み上げたオバマ米大統領あての抗議文には、「未臨界核実験は世界中の人々を失望させるもの」「今年のNPT(核不拡散条約)再検討会議の最終文書の精神からも逸脱する」と厳しい指摘が続きました。

 抗議文は、広島・長崎の被爆の実相、被爆者の65年にわたる苦難を受け止め、未臨界核実験を今後一切行わないこと、一刻も早い核兵器廃絶のために積極的なイニシアチブを発揮するよう強く求めています。





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