2010年10月9日(土)「しんぶん赤旗」
安心して吸える空気を
東京・川崎 公害患者ら排ガス調査
![]() (写真)トラックの列が途切れない道路脇で鼻と口をハンカチで押さえる参加者=8日、東京都品川区 |
「安心して吸えるきれいな空気を求めて―東京・川崎大気汚染現地調査行動」が8日、取り組まれました。自動車排ガスによる大気汚染の現状を視察し、健康被害者の声を直接聞き、解決の道を考えようと、全国公害患者の会連合会、公害・地球懇が企画したもの。参加者は大型バス1台で、汚染の深刻な地点を巡りました。
今年6月のNО2(二酸化窒素)カプセル測定調査で東京23区中、ワーストワンとなった品川区八潮2丁目近くの八潮団地は、首都高速湾岸線と国道357号がすぐ脇を通ります。大井コンテナふ頭に出入りする大型荷物トラックの列が二重三重に連なり通行量は1日15万台にのぼります。
団地と道路の間に緑地帯が設けられていますが、高層団地への大気汚染に十分、対応しているとはいえません。緑地帯を抜けて車道に面する場所に出た参加者から、10分もたたないうちに「のどが、いがらっぽい」との声がもれました。
同団地に住んで28年になる女性(85)は「引っ越してきた時は緑が多くて海も近く道路もきちんとして、なんていい場所かと思っていました。でも、健康そのものだった私が20年前にぜんそくと診断されました。排ガスに多く含まれる(微小粒子状物質)PM2・5は肺の底でよどんで出ていくことはありません。肺がん、肺気腫、脳卒中を引き起こします。全国的な問題として運動を展開していかなければならないと思う」と話しました。
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