2010年10月8日(金)「しんぶん赤旗」
離党も辞職もせず
小沢氏会見
民主党の小沢一郎元代表は7日午後、東京第5検察審査会の議決後、はじめて公の場で発言しました。強制起訴について「大変残念な結論だ」と述べるとともに「政治活動は必要とされる限り続けていく」と記者団の質問に答え、離党や議員辞職を否定しました。
証人喚問や衆院政治倫理審査会での弁明については「国会で決めた決定に従う」と述べる一方、「法廷で事実関係を明らかにしろということで、司法の場に移っている。その場できちんと不正な問題がないという結論が出るよう全力を尽くす」と話しました。
また、小沢氏は「正式の捜査機関である検察で不正がないことが明白になり、不起訴になった」ことを強調。検察審査会については「最初の議決の起訴理由にまったくなかったものが、突然今回の議決書に付け加えられている」と語るなど、議決への不快感をにじませました。