2010年10月1日(金)「しんぶん赤旗」

オスプレイ配備やめよ

那覇市議会が意見書


 那覇市議会は最終日の30日、「F15戦闘機等の普天間飛行場及び那覇空港使用に関する意見書」と「米海兵隊・垂直離着陸機MV22オスプレイの沖縄配備計画の撤回を求める意見書」を全会一致で可決しました。

 同市議会は、米空軍嘉手納基地が9月22日、同基地滑走路の改修工事(期間1年半)にともない、「緊急時」にF15戦闘機などの普天間基地、那覇空港の使用を示唆したことを重視。意見書は「危険性の早期除去が強く求められている普天間飛行場」だけでなく、「本県経済・文化の中枢施設である那覇空港をも対象」としていることを、「市民・県民の不安と恐怖を煽(あお)るものであり、断じて容認できるものではない」と述べています。

 その上で、日本政府にダイバート(目的地変更)中止の折衝や日米地位協定の抜本的改善を求めています。

 オスプレイでの意見書は日米両政府あて。米海兵隊が2014年6月までに12機を「普天間基地と辺野古への新基地に配備する計画を具体的に明記している」ことなどをあげ、普天間基地の早期返還など「県民の総意を踏みにじるもので、断じて容認できない」と抗議しています。





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