2010年9月19日(日)「しんぶん赤旗」
核戦争反対・核廃絶めざす
医師・医学者らがつどい
奈良
第21回核戦争に反対し、核兵器の廃絶を求める医師・医学者のつどいが18日、奈良市の奈良女子大学で開かれ、全国から約350人が参加しました。
薬師寺の安田暎胤長老があいさつ。安田氏は、核兵器廃絶を願い、世界の軍事費を削減させる運動にも参加してきたことに触れ、「命を大事に」「人を殺すな」などはどの宗教でも共通したもので、宗教者としての相互理解が大切だとのべました。
IPPNW(核戦争防止国際医師会議)前オーストラリア代表のティルマン・アルフレッド・ラフ氏は、「i can」のキャンペーンで示した核兵器禁止条約が反響を呼んでいることを紹介し、日本やオーストラリアが核廃絶へのリーダーシップを発揮しようとよびかけました。
また岡田克也外相(当時)が米紙に寄稿した内容は「核抑止論に偏ったもので、核配備につながる」と指摘し、「核戦争を防止するにはあまりに不十分」と話しました。
19日は同大学でシンポジウムや医学生のつどいが行われます。
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