2010年9月12日(日)「しんぶん赤旗」

男女賃金格差是正を

全労連女性部が大会


 全国労働組合総連合(全労連)女性部は11日、東京都内で第21回定期大会を開きました。12日までの開催です。全国から99人が参加しました。

 柴田真佐子女性部長が、「衆議院比例定数削減反対、安保条約廃棄、核兵器廃絶、憲法9条を守る運動を前進させ、男女平等、女性の地位向上をめざして運動していこう」とあいさつしました。

 全労連の小田川義和事務局長、日本婦人団体連合会の堀江ゆり会長、日本共産党の田村智子参議院議員があいさつしました。

 提案された運動方針は、半数以上が非正規雇用で、男女間の賃金格差が是正されていないなど女性労働者をめぐる情勢やこの間の運動の特徴を分析。今後の運動の重点課題として、(1)核兵器廃絶・憲法を守り生かす(2)女性も男性も仕事と生活を両立させ、人間らしく働くルールの確立をめざす(3)安心してくらせる社会の実現をめざす、などを提起しています。

 討論では、大阪の代議員が、昨年、府職員の30分の保育休暇の廃止、特別休暇の生理休暇、妊娠障害休暇、流産休暇を病休休暇とする提案を府が出してきたことに、全国から1700通の抗議のファクスが寄せられ、生理休暇と妊娠障害休暇は特別休暇として維持されたと報告しました。

 岡山の代議員は、セクハラを受けた岡山市の職員の裁判支援について発言。組合のアンケートに1割強の女性がセクハラを受けたことがあると回答したと紹介し、明るく拒否できるよう、セクハラノーコースターを作製したと話しました。





■関連キーワード

もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp