2010年9月11日(土)「しんぶん赤旗」

オスプレイ 日本配備明言

米国防総省


 米国防総省のモレル報道官は9日の記者会見で、海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて「日本の基地に配備する予定だ」と明言しました。米政府がオスプレイの日本配備計画を公式に認めたのは初めて。同報道官はまた、オスプレイの配備予定を日本政府に伝達していることも明らかにしました。

 同報道官は「オスプレイを日本で運用することを予定しており、そのことを日本政府に伝えている」と指摘。同機の導入は「空輸能力を非常に向上させ、日米同盟の能力を強化する」と強調しました。ただ、配備場所や時期については「これから決定される」と述べるにとどまりました。

 オスプレイは、開発・試験段階で墜落事故を繰り返し、多数の死者を出しています。米海兵隊はかねてから、沖縄の普天間基地(宜野湾市)に配備しているCH46輸送ヘリを順次、オスプレイに更新していく計画を公表。日本政府は最近まで「計画はあるが、実際に来るかどうかは最終決定されていない」などとしていましたが、岡田克也外相が9日の国会答弁で沖縄配備の可能性が大きいことを認めていました。





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