2010年9月7日(火)「しんぶん赤旗」

基地は経済潤さない

岩国で街づくり考える集会


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(写真)沖縄県の地図を指し示し講演する来間名誉教授=5日、岩国市

 米海軍厚木基地(神奈川県)から米海兵隊岩国基地への空母艦載機移駐に反対する山口県岩国市の労働組合や民主団体でつくる「住民投票を力にする会」(井上忠代表)は5日、岩国市内で「アメとムチに負けないまちづくりを考える市民集会」を開き、約100人が参加しました。

 井上代表は「まちづくりにおいて、米軍基地が地域にどういう影響を与えるのか、しっかり学習しよう」とあいさつしました。

 「沖縄における基地と地域経済」と題して、沖縄国際大学の来間泰男(くりま・やすお)名誉教授が講演。沖縄における米軍基地の建設や、基地の現状、基地にかかわる財政問題、沖縄経済などを地図や一覧表を示しながら詳しく紹介しました。

 そのなかで基地収入にふれ、沖縄経済全体で基地収入に依存する割合は、1955年度は27・7%であったものが、2005年度では3・5%しかなく、「基地がなくなっても、地域経済が受ける打撃は大きくない」と強調しました。





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