2010年9月7日(火)「しんぶん赤旗」

核兵器廃絶へ私も

6・9行動 各地で


 原水爆禁止2010年世界大会後、初めてとなる「6・9行動」が6日、全国各地でとりくまれました。


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(写真)署名を訴える岩手県原水協の人たち=6日、盛岡市

岩手

 原水爆禁止岩手県協議会は、盛岡市の野村証券前で「6・9行動」をしました。

 いわて労連の金野耕治事務局長、日本民主青年同盟の佐々木圭史県委員長らがマイクを握り、参加者らが「核兵器のない世界を」国際署名への協力を呼びかけました。

 金野、佐々木両氏らは、「核兵器禁止・廃絶条約の交渉開始を求める声を大きく広げましょう。署名は、国連と日本政府に提出します」と訴えました。

 残暑きびしいなか、40分間で69人が署名を寄せました。家族の分も書いた31歳の女性は「人の命を奪うだけの核兵器はいらないと思う」と話していました。

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(写真)核兵器はいらないですと署名をする市民=6日、山形市

山形

 山形県原水協は、山形市内で「核兵器のない世界を」求める署名行動をしました。

 核兵器のない世界をつくるため署名への協力を、との呼びかけに、買い物帰りの市民や昼休み中のサラリーマンらが立ち寄って署名をしていました。

 趣味の教室帰りの女性グループ4人は、「核兵器はいらないよね」「家族の分も書いちゃった」と話していました。

 20代の男性はペンを走らせながら、「この署名はどうするのですか」と聞き、原水協の人が国連総会に提出すると話すと、「頑張ってください」と激励していきました。

 友達と買い物に来た女子中学生は、「学校で原爆のことを聞いています。なくなってほしい」と2人で署名しました。

国連へ新署名 大きく

 8月に開かれた原水爆禁止2010年世界大会は、核兵器廃絶が国際政治の現実的課題となっていることを明らかにしました。期限を設けた核兵器禁止・廃絶条約の交渉と締結が焦点となっています。

 原水爆禁止日本協議会(日本原水協)は、核保有国を含めすべての国の政府がすみやかに核兵器禁止・廃絶条約の交渉を開始し、締結することを求める「核兵器のない世界を」国際署名(改訂版)とポスターを作製。今月の「6・9行動」を皮切りに、国連と日本政府にむけた署名行動に大きく踏み出そうと呼びかけています。

 日本原水協と東京原水協などは9日、東京・上野公園で、大規模な署名行動を予定しています。


 6・9行動 1945年8月6日広島、同8月9日長崎の原爆投下の日にちなんで、6や9のつく日におこなわれる宣伝・署名行動。核兵器廃絶や被爆者援護・連帯を訴えます。





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