2010年9月5日(日)「しんぶん赤旗」

抗日戦争勝利65年で式典

中国国家主席 記念館を訪問


 【北京=小寺松雄】中国の胡錦濤国家主席は3日、北京・盧溝橋にある抗日戦争記念館を訪問し、抗日戦争勝利65年の記念式典に出席しました。

 式典には、胡主席のほか、呉邦国全国人民代表大会委員長、温家宝首相ら中国共産党政治局常務委員9人全員が列席。その後、館内を参観しました。

 胡主席の同記念館訪問は戦争勝利60周年の2005年以来2度目です。

 日本が第2次世界大戦の降伏文書に署名したのは1945年の9月2日ですが、中国は翌3日を「抗日戦争勝利、反ファシズム戦争勝利の記念日」としています。

 中国共産党機関紙・人民日報3日付社説は、抗日戦争の意義に触れた上で、「中華民族の復興という使命はまだ果たされていない」と指摘。「中華民族の巨大な力量を築き上げ、社会主義の旗を高く掲げて中華民族の偉大な復興を実現しよう」と訴えています。

 また中国の一部メディアは3日、中国政府が12万3000人いる抗日戦争の元兵士に平均年3000元(約3万8000円)の生活補助金を支給することにしたと報じました。政府の負担は年約3億7000万元(約46億円)になります。





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