2010年9月5日(日)「しんぶん赤旗」
民主党代表選
菅・小沢氏が立会演説会
「一律削減」めぐり応酬
民主党代表選の街頭立会演説会が4日、東京・新宿駅前で行われ、立候補した菅直人首相と小沢一郎前幹事長が、約3500人(同党発表)の聴衆を前に演説しました。
小沢氏は、自民党政権下の小泉「構造改革」のもとで所得格差や地域格差が広がったと批判。「官僚主導」から「政治主導」に転換すべきだなどと訴えました。
その中で、菅内閣が来年度予算編成で各省一律10%カットを方針としていることについて、「まさに自民党政権時代からずっとつづいてきた官僚主導のやり方だ」と批判しました。
菅首相が雇用を強調していることとの関係で、「雇用の安定、増大を図るためには、景気をよくしなければならない」と強調。今年度予算の2兆円の予備費をすべて執行すること、急激な円高を止める対策、地方への補助金を一括交付金とすることなどを主張。さらに内需によって一定の経済成長のレベルを維持することが必要だと訴えました。
一方、国民が関心を寄せる同氏の「政治とカネ」の疑惑については一切触れませんでした。
菅首相は、演説会の直前に「政治の浄化」を訴えた故市川房枝氏の記念館で遺影に首相就任を報告したと説明。「原点を忘れずにがんばりぬくと誓ってここに駆けつけた」と述べ、疑惑を抱える小沢氏との違いをアピールしましたが、疑惑解明にどう取り組むかなどの姿勢は示しませんでした。
一律10%削減についての批判に対しては、「12月に提出する来年度予算案をみてから判断していただきたい」と述べました。
雇用については、改めて「一に雇用、二に雇用、三に雇用」だと述べましたが、具体的な対策には触れませんでした。
菅、小沢両氏は、社会保障のあり方や消費税増税の是非については語りませんでした。

