2010年9月4日(土)「しんぶん赤旗」

政党助成金の交付額決定

総務省 みんなの党3億円増


 総務省は2日、7月の参院選結果を受けた2010年分の各党の政党助成金の新たな交付決定額を発表しました。参院選での議席数や得票数に応じて当初の決定額(今年1月時点)の増減を計算したもので、10議席を獲得したみんなの党は3億1400万円増の6億7500万円となり、交付決定9党のなかで最大の増額幅となりました。

 51議席を獲得し改選第1党となった自民党は、離党者などが相次いだことや6年前の参院選よりも比例代表の得票数が減少したことから当初額より1億1100万円減の102億6300万円。大敗した民主党は1億9200万円減の171億500万円となりました。新たな交付対象となったたちあがれ日本は8100万円となりました。

 今回の新たな交付決定額は、今年10月と12月に交付される政党助成金の年残額を各党が山分けするための算定。11年には政党助成金の年総額319億4200万円の新たな交付額が決まります。

 日本共産党は、政党助成金は支持してもいない政党に強制的に献金させられるもので、憲法に保障された国民の思想・信条の自由を侵すものだと批判。一貫して受け取りを拒否し、政党助成金の撤廃を主張しています。

 その他の党の交付決定額は次の通り(カッコ内は当初額との増減額)

 公明党23億4100万円(4800万円減)、社民党8億2100万円(4200万円減)、国民新党3億9600万円(70万円減)、新党日本1億3500万円(増減なし)、新党改革1億1900万円(45万円減)





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