2010年9月2日(木)「しんぶん赤旗」

米軍基地撤去へさらに

安保破棄中実委が代表者会議


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(写真)米軍基地撤去、安保廃棄の世論喚起に向けた運動を強化し、沖縄県知事選に勝利しようと呼びかける早坂事務局長=1日、東京都内

 安保破棄中央実行委員会は1日、東京都内で全国代表者会議を開き、当面の方針を決めました。

 沖縄・米軍普天間基地の無条件撤去と新基地建設反対を求める沖縄県民を先頭にしたたたかいの発展をふまえて、日米安保条約廃棄の国民世論を広げ、米軍基地撤去のたたかいをさらにつよめようと確認しました。焦点となる11月の沖縄県知事選で「基地のない沖縄」をめざす伊波洋一さん(現宜野湾市長)を全国の力で勝利させようと呼びかけました。

 全労連の柴田真佐子副議長が主催者あいさつしました。

 情勢と方針を報告した早坂義郎事務局長は、1月の沖縄県名護市長選での歴史的勝利が、県議会での「県内移設反対」の全会一致決議、9万人の沖縄県民大会などの成功へとつながったと指摘。▽無条件撤去を求める20万人分以上の署名提出▽中央集会をはじめ30近い都道府県で沖縄県民と連帯する集会や行動の開催▽沖縄地元2紙への意見広告掲載―などをあげ、沖縄県民のたたかいと、連帯する全国各地のたたかいが前進し、日米両政府を追いつめているとのべました。

 当面する運動について早坂氏は、安保改定50年にあたり、10月を「沖縄に連帯し、基地も軍事同盟もない日本をめざす行動月間」として、全国で集会や宣伝、署名、学習会などを展開しようと提起。沖縄県知事選や宜野湾市長選への支援をはじめ、署名や連帯集会・行動、全国紙への意見広告掲載など、沖縄県民と連帯したたたかいを強化するとともに、米軍再編・強化に反対する全国のたたかいを発展させようと訴えました。

 特別報告で、沖縄県統一連の代表は、「沖縄の痛みはどこにもいらない」と語り、「徳之島の自然と平和を考える会」の代表は、「徳之島に基地を造らせないたたかいが、沖縄への何にも勝る連帯のあり方だと信じる」と発言。安保破棄宮城県実行委の代表は、自衛隊情報保全隊の監視差し止めを求める訴訟について報告しました。

 日本共産党の赤嶺政賢衆院議員があいさつし、沖縄県知事選の情勢を報告しました。





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