2010年8月31日(火)「しんぶん赤旗」

前年度並みの交付税を要求

総務省

　総務省は３０日、２０１１年度の地方交付税要求額を含む地方財政収支の試算をまとめました。自治体への交付税配分額は１０年度比０・２％減の１６兆８６０５億円。１１〜１３年度政府予算の骨格を示す「中期財政フレーム」で、交付税など地方の一般財源総額について実質的に１０年度を下回らない水準を確保する方針が盛り込まれたことなどを踏まえ、交付税も同年度並みを要求しています。

　同省の試算によると、地方全体の歳入・歳出総額は０・３％増の８２・４兆円。歳入のうち交付税や地方税など自治体が自由に使える一般財源は、１０年度並みの５９・４兆円。地方税は１・３％増の３２・９兆円にとどまる見込み。

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