2010年8月29日(日)「しんぶん赤旗」

北海道豪雨 稲に打撃

紙議員 石狩の被害調査・激励


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(写真)被害農家から状況を聞く紙議員(左から3人目)と宮内氏(その左)、蜂谷市議(左から4人目)ら=28日、北海道石狩市厚田

 23日から24日にかけて豪雨に見舞われた北海道石狩市の厚田地区に28日、日本共産党の紙智子参議院議員(党農林・漁民局長)が調査に入り、北石狩農協や甚大な被害を受けた農家などを激励して回りました。24日午前にも同農協を訪れ、被害状況を聞いた宮内さとし衆院北海道5区補選予定候補と蜂谷三雄市議も同行しました。

 当時、降り始めからの雨量は168・5ミリを記録。1時間あたりでは、観測史上最高の53・5ミリでした。

 紙議員らは、同市厚田支所の尾山忠洋支所長や北石狩農協厚田支所の荒関淳一支所長らから説明を受けました。

 同地区では、約70ヘクタールの水田が冠水や稲の倒伏、土砂流入の被害を受け、そのうち30ヘクタールが収穫不能になるという事態です。冠水した水田では、根ぐされも始まっています。

 下発足(しもはったり)地域で約4ヘクタールの米を作る男性(53)の水田は24日未明、付近の厚田川から水があふれ出し、作業路の一部も崩壊しました。

 「春から丹精込めて作ったのに、ぼうぜんとなりました。家内も泣き出すし…」と振り返り、「すがれるものがあるなら、何にでもすがりたい」とつらい胸のうちを明かしました。

 紙議員は、「被害の大きさを実感しました。刈り取り間近の農家の気持ちを察すると、胸が痛みます。過去の事例などとも照らし合わせながら復旧対策を考えていきたい」と話しています。





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