2010年8月29日(日)「しんぶん赤旗」
不登校問題語りあう
埼玉 全国のつどい始まる
語り合おう、学びあおう、子どもたちをまん中にと「第15回登校拒否・不登校問題全国のつどいin埼玉」が28日、埼玉県秩父市の「ナチュラルファームシティ農園ホテル」などを会場に2日間の日程で始まりました。
主催は、登校拒否・不登校問題全国連絡会と同実行委員会。わが子の登校拒否・不登校に悩む父母や悩みに寄り添う教職員、相談員・研究者、当事者の子ども・青年ら全国各地から500人を超える人がつどいました。オープニングでは、地元の秩父特別支援学校の在校生有志や保護者などで結成された「太鼓大好き どこんこクラブ」による力強い「秩父屋台囃子(ばやし)」が響きました。
「はじめのつどい」では、同全国連絡会世話人代表の高垣忠一郎さんが「憂いや苦しみを心の中に抱えてやってきた私たちが寄り添い手をつなぎ、やさしさを伝え合っていこう」とあいさつ。現地実行委員長の馬場久志さんが「それぞれの思いを大切に、一緒に温かいつどいにしていこう」と語りました。全日本教職員組合の今谷賢二教文局長が連帯あいさつしました。
元夜間中学教師の松崎運之助さんが「私は私でいたい―命の光を輝かせるために」と題して記念講演。二つの基礎講座や12テーマで分科会が開かれ、悩みや経験を交流しました。
2日目の29日は引き続き12テーマの分科会や「おわりのつどい」が開かれます。
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