2010年8月25日(水)「しんぶん赤旗」

次々マイク 次々署名

後期医療制度なくして

「高い保険料、生活大変」

東京・巣鴨 地蔵通り


写真

(写真)署名を集める人たち=24日、東京都豊島区の巣鴨地蔵通り商店街

 全国老後保障地域団体連絡会(老地連)と東京社会保障推進協議会(東京社保協)、全国生活と健康を守る会連合会などは24日、東京都豊島区の巣鴨地蔵通り商店街で、75歳以上を対象にした後期高齢者医療制度の廃止を求める宣伝と署名を集めました。15人が参加し、1時間で63人分の署名が寄せられました。

 気温は36度の炎天下の中、老地連事務局長の森悦子さん(63)らは次々とマイクを握り訴えました。森さんは4月に保険料が各地で値上げされたことに触れ、「勝手に保険料を上げるのはおかしい。高齢者をうば捨て山に捨てるようなもの。憲法25条違反です」と訴えました。

 また、東京社保協副会長の福井典子さん(73)は「昨年の衆院選で民主党に政権交代したとき、この悪法が廃止されると思いました。でも、民主党は足踏みしています。政権は交代しましたが、政治の中身は変わっていないのです」と力強く語りました。

 署名をした東京都板橋区に住む女性(73)は、夫が1年半寝たきりになっています。「生活も大変。お金も大変。明日どうしようの日々繰り返し」と話しました。

 無年金の男性(79)=文京区=は「介護保険とか医療費とか取られる。収入のない86歳の妻からも、保険料が取られているから大変」と話しました。





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