2010年8月15日(日)「しんぶん赤旗」
土崎空襲の犠牲者追悼
秋田 平和祈念式典開く
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秋田市の「土崎港被爆市民会議」(高橋茂会長)が14日、同市土崎港のセリオンで「土崎空襲65周年犠牲者追悼平和祈念式典」と「21世紀子どもたちからの平和のメッセージ」発表会を行いました。
遺族や住民ら160人余が参加し、犠牲者に献花しました。日本共産党の加賀屋ちづ子市議も参列しました。
土崎空襲は、1945年8月14日午後10時27分から15日午前2時30分ころまで波状的に続き、132機のB29爆撃機が1万2047発の爆弾を投下しました。
主催者を代表して高橋会長があいさつし、(1)全国空襲被害者連絡協議会に参加する(2)米軍が撮影した空襲時の写真入手(3)戦争遺跡の保存運動―などに取り組んでいきたいとのべました。
土崎南小学校の児童たち13人が紙芝居「築山からの誓い」を上演しました。同小の築山には当時、空襲で負傷した人たちを臨時に手当てする救護所が設置されました。
小中学生13人が平和のメッセージを発表。高清水小学校6年の男児は、「ぼくと同じ年の子は爆弾の破片がおなかから背中に抜けて死んだ。ぼくは戦争を甘く見ていた。どんなことがあってもやめるべきだ」と発表しました。
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