2010年8月13日(金)「しんぶん赤旗」

新劇人会議50年企画「アンポ丼」

日米安保問う


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(写真)人形も加わり、安保条約や新劇人会議の歴史などを朗読する俳優たち=12日、東京・なかのZERO小ホール

 安保体制打破新劇人会議は50周年企画「アンポ丼」を、12日午後2時からと7時からの2回、東京・なかのZERO小ホールで開き、合わせて約500人が参加しました。

 第1部・リーディング(朗読劇)「アンポ・de・1960―2010」(構成・演出=福山啓子)は、人形劇団ひとみ座の伊東史朗さん制作の人形「9条君」と「おじさん」の会話を中心に展開。安保条約をめぐる動きと、滝沢修らが活躍した新劇人会議の活動の歴史を振り返りました。神山寛さん(俳優座)、今野鶏三さん(民芸)、千賀拓夫さん(青年劇場)ら9劇団とフリーの俳優が出演しました。荒馬座が荒馬囃子(ばやし)を披露するなど、明るい舞台に、観客からは大きな拍手が起こりました。

 第2部の「茶色の朝」(演出=鈴木龍男、音楽=日高哲英)は、その1「あしたをよろしく」(脚本=いずみ凜)では、派遣で働く若い女性の日常と不安を描きました。その2の音楽劇「茶色の朝」(物語=フランク・パブロフ、翻訳=藤本一勇)は、理不尽に何もかも規制されていく、戦争準備の時代の恐怖を描きました。第2部には、前田真里衣さん(民芸)、みやざこ夏穂さん(同)、飯原道代さん(俳優座)らが出演、梅本由紀さんがピアノを演奏しました。





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