2010年8月6日(金)「しんぶん赤旗」
100本ノック署名やったよ
高校生が平和集会・交流
原水爆禁止世界大会関連行事
緊張した表情の高校生の「きょうから被爆の『語り手』になります」という発言に拍手が起こりました。世界大会関連行事の一つ、第37回全国高校生平和集会が5日、広島市安芸区民文化センターで開かれ、アメリカ、ロシアなど外国からも含め約300人が参加しました。
「世界のヒバクシャと語ろう」など7分科会で討論しました。
核兵器廃絶の課題について考える分科会では、ニューヨークでの国際共同行動に参加した東京の高校生が、「原爆を正当化しているアメリカで署名は集まらないだろうと思っていたが、呼びかけたら気軽にサインしてくれた」と紹介。神奈川の高校生は「核兵器をなくしてもほかの兵器が抑止力になるのではいけない。核兵器廃絶は武力による抑止力を廃絶することでもある」と発言しました。
14都道府県の代表が取り組みや平和への思いを報告。核兵器廃絶署名を100人分集めるまで続ける「100本ノック」行動(東京)、みんなに平和のメッセージをカードに書いてもらい組み合わせて1枚の絵のようにするとりくみ(愛知)などが紹介されました。
片桐隆三さんが被爆の実相を語り、ミュージシャンの黒坂黒太郎さんが被爆したエノキで作ったコカリナで演奏しました。
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